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筆箱の支配者

作り話ばっかりのブログ

がんばれ、トラエモン!

第102話   救えない仲間


~前回のあらすじ~

Mr.Aは最後の能力を使い、シャイアンの目の前にスメ夫を出現させた。それを見たシャイアンは戦意を喪失し、ついに敗れた。



シャイアンが倒れた後、スメ夫は煙のように消えた。


Mr.A:ククク。良い見せ物だった。友情の為に闘っていた男が、まさか友情が原因で負けるとはな。


その時、遠くからトラエモンの声が聞こえてきた。


トラエモン:フン。どうやら役者も揃ったようだな・・・。


Mr.Aは指をパチンと鳴らした。すると、Mr.Aとシャイアンを取り囲んでいた火柱が消えた。


トラエモン:・・・・・・・・・!!


トラエモンはシャイアンが倒れているのを確認した。


トラエモン:シャイアン!?シャイアンなのか!?どうしてお前が・・・!?


トラエモンは、倒れたシャイアンの元に駆けつけた。


トラエモン:シャイアンしっかりしろ!!シャイアン!!死ぬな!!


シャイアンは、ゆっくりと目を開けた。


シャイアン:トラエモンか・・・。


トラエモン:すまねえ。俺がお前達を置いて勝手に行動したばっかりに・・・!!


シャイアン:へへ・・・俺結構頑張ったんだけどな・・・負けちまった・・・。


トラエモン:待ってろ!!今から治療してやる!!


シャイアン:いや・・・もういい・・・手遅れだ・・・。


トラエモン:な、何馬鹿なこと言って・・・!!


シャイアン:トラエモン・・・必ずしずかちゃんを見つけて・・・覇王をブッ倒せよ・・・!!


トラエモン:あ・・・ああ・・・分かってる・・・!!


シャイアンは、ニコリと微笑んだ。


シャイアン:時間だ・・・そろそろ・・・逝くぜ・・・。


トラエモン:シャイアン駄目だ!!シャイ・・・。


シャイアンはゆっくりと目を閉じた。そしてその目はもう開くことはなかった。


トラエモン:シャイアン・・・シャイアン・・・すまん・・・!!


シャイアンの下に穴が開き、シャイアンはその中に落ちていった。


シャイアン→脱落。


トラエモン:シャイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!


トラエモンは、その場で膝をついた。


トラエモン:なんだ・・・なんだよ俺は・・・仲間の1人も救えないのか・・・!!


そしてトラエモンは、Mr.Aを睨み付けた。


トラエモン:貴様ぁ・・・覇王の手下だろ・・・!?


Mr.A:ククク。いかにも。我は覇王様の手下の1人、Mr.Aだ!!


トラエモン:貴様がシャイアンを・・・!!


Mr.A:仲間を殺された気分はどうだ?憎いだろう、この私が?憎みたければ憎むがいい。だか憎めば憎むほど、貴様の心の闇が最大限に引き出されるのだ!!


トラエモン:黙れ!!


トラエモンは、四次元ポケットから空気砲を取り出し、腕に装着した。


トラエモン:今すぐこの場で、俺と勝負しろ!!


Mr.A:そう慌てるな。我々の闘いの舞台にこのような場所はふさわしくない。決戦の火蓋は、あの暗黒城の頂上で行おうじゃないか。


Mr.Aは、暗黒城の方角を指差した。


トラエモン:ふざけるな!!闘いの場所なんざどこでもいい!!今すぐ俺と決着をつけろ!!


Mr.A:ククク。いいのか?お前はいなくなった「しずか」という少女を捜しているんだろ?


その名前を聞いた途端、トラエモンの表情が変わった。


トラエモン:しずかちゃんの場所を知ってるのか!?どこにいるんだ!!言え!!


Mr.A:それが知りたければ、暗黒城の頂上に来るがいい・・・。


その時、トラエモンの周りが黒い霧で覆われた。


トラエモン:な、なんだこの霧は!!くそ、前が見えない・・・!!


Mr.A:さらばだトラエモン。次に会うのは暗黒城の頂上だ・・・!!


トラエモン:く・・・待て!!


黒い霧が晴れた頃には、Mr.Aの姿はそこにはなかった。



トラエモン:シャイアン・・・お前の犠牲・・・無駄にはしない・・・!!


トラエモンは、北東に向けて走り出した。


トラエモン:(待ってろしずかちゃん・・・この俺が必ず助けてやる・・・!!)



ー暗黒城の頂上にてー


Mr.Aが、暗黒城の頂上に帰還した。


Mr.D:
すぐ戻ってくると言ったわりには随分と遅かったじゃないか・・・。


Mr.A:ああ。トラエモンの仲間と闘ったのだが、意外としぶとかったのでな。


Mr.D:で、そいつは倒せたのか?


Mr.A:当然だ。これでトラエモンの心の闇もさらに強さを増したことだろう。それに間もなくトラエモンがここに来るぞ。


Mr.D:
ほう!トラエモンが来るのか。ま、下の階のモンスター3匹を全部倒せたら、の話だろ?


Mr.A:奴なら必ずここに来る。その時こそ、我と奴の決戦の時だ・・・!!


Mr.D:
まあいい。とにかく留守番交代だ。今度は俺が出て行く番だ。


Mr.A:
オーシャン仮面とブリブリ左右衛門を亡き者にしに行く気か?


Mr.D:ご名答。奴らには憎んでも憎みきれないほどの恨みがあるからな・・・!!


Mr.A:お前の恨みは我々の計画にはなんの関係もないがな。このようなわがままを許すのは今回だけだぞ。


Mr.D:ククク。礼を言うぜMr.A・・・!!


Mr.Aの次に動くは、Mr.D!!第103話に続く!!


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