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板東サトシの物語

第12話  ドアの奥へ!!


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~前回のあらすじ~

マンションの中で警官と遭遇してしまった板東サトシだったが,ルギアのポケモンシールを警官にプレゼントしたので,なんとかその場を逃れることができた!!


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ついに板東サトシとタケシの2人は,マンション最上階の,4989号室のドアの前に来た。


板東サトシ:このドアの先で金魚が・・・いやヨッチャンが待っている!!急ぐぞ!!


板東サトシはドアを押してみた。


板東サトシ:な,なにぃ!?開かない!!


タケシ:今時,鍵開けたままで外出するやつなんているわけないだろ・・・。


板東サトシ:ならば,俺の超必殺技を見せる時が来たようだな。


すると,板東サトシはパンチの構えをした。


タケシ:まさかお前,このドアぶち破る気か!?やめとけよ!!


板東サトシ:かつてパスカルはこう言った。「人間は考える葦である」とな。


タケシ:だ・・・だから何!?


板東サトシ:見せてやるぜ!!俺の超必殺技!!

「板東・スペシャルデラックスパンチ!!」


タケシ:こいつのネーミングセンス・・・。


バキッ!!


板東サトシ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


板東サトシの手の骨が砕けた音がした。


板東サトシ:オッケエエエエエエエエエエイ!!


タケシ:いや何がOKなの!?結局開いてないじゃん!!


板東サトシ:く・・・ここまで来て,ヨッチャンを救うことができないのか!?


タケシ:もういいだろ,帰ろうぜ・・・。


タケシが何気なくドアを引いてみたところ,ドアが開いた。


タケシ:あれ!?開いた!?


板東サトシ:そ,そんな馬鹿な!!さっき一生懸命押したのに,開かなかったぞ!?


タケシ:押すだけじゃなくて引くことも試せよーーーーーーーー!!


板東サトシ:ま,とにかく中に入ろうぜ。


タケシ:いやこれ不法侵入だろ!!俺は絶対入らないからな!!


板東サトシ:そうか。なら仕方ない。


板東サトシは1人で部屋の中に侵入した。すると,玄関に金魚が置いてあるのを確認した。


板東サトシ:やったぜ!!やっと見つけた!!


おじいさん:なんじゃ,さわがしいのぉ・・・。


部屋の奥の方から,おじいさんの声が聞こえてきた。


板東サトシ:しまった!!この部屋にはまだ人がいたのか!!


すると,おじいさんが玄関に来た。


おじいさん:だ,誰じゃ貴様!!勝手に人の部屋に入りおって!!強盗か!?


板東サトシ:た,宅配便でーす。


おじいさん:嘘つけ!!しかも背中に銃を担いでるじゃろーが!!


板東サトシ:馬鹿野郎!!この銃は金魚がアズマオウに進化した時のための道具だ!!人を脅すためではない!!


タケシ:(まだ言ってるーーー!!)


板東サトシ:とにかく,その金魚を俺に渡せ!!


おじいさん:貴様,この金魚が目的か!!絶対渡さんぞ!!


すると板東サトシは,銃をおじいさんのアゴに突きつけた。


板東サトシ:金魚を渡さないと,引き金を引くぞコラァーーーーー!!


タケシ:(結局脅しとして使ってるじゃねーか!!)


おじいさん:おのれ・・・!!


板東サトシ:さあ,早く渡すんだ!!


おじいさん:ワシの特殊能力発動!!



タケシ:(と・・・特殊能力!?)


おじいさん:MPを30支払うことで「ゴムゴムのルフィ」に進化アアア!!


タケシ:(この老人病気だーーーーーーーーー!!)


板東サトシ:逃げるぞ,タケシ!!


タケシ:マジで!?特殊能力とか絶対ないから!!


おじいさん:フハハハハハ!!逃がさんぞ!!


おじいさんはポケットから携帯電話を取り出した。


おじいさん:これで警察を呼んだら,お前らは一発KOじゃあ!!


板東サトシ:く・・・ここまでか・・・!!


おじいさん:さあて。早速電話を・・・警察の電話番号忘れた・・・。


タケシ:(病院行けーーーーーーーーーーーー!!)


板東サトシ:092ー451ー1809だ。


おじいさん:おお,そうじゃったそうじゃった。


おじいさんは,板東サトシが言った電話番号を入力した。


電話の相手:もしもし。ただいまから,宇宙のパワーを送ります。何も考えずに,そのままの気持ちでいてください。ア~~~~~~~~~~~ア~~~~~~~~~~~!!


おじいさん:なんじゃこりゃああああああああああああああああ!?


おじいさんが電話をしている間に,板東サトシは目の前から姿を消していた。


おじいさん:おのれ,逃げられたか・・・。


ーマンションの外ー


タケシ:はあ。なんとか逃げることができたか・・・。


板東サトシ:馬鹿だなあの老いぼれ。警察の電話番号は115で決まってんじゃねえか。


タケシ:お前も病院行け!!


板東サトシ:しかし,ヨッチャンを救うことができなかったのが残念で仕方がない・・・。


すると,さっき住民に殴られていたマイケルがやって来た。


マイケル:YO・・・ひどい目に遭ったYO・・・。


タケシ:(そういやこんな奴いたな・・・。)


マイケル:あ,そうだ!!金魚奪還に協力したから,契約書通り10万円僕にくれYO!!


板東サトシ:ああ,そうだったな。


板東サトシは,ポケットから10万円を取り出した。


タケシ:(どうせ,「はい,あげたー!!」とか言って上にあげるんだろ・・・。)


しかし,板東サトシはマイケルに10万円を手渡した。


マイケル:ありがとうYO!!確かに受け取ったYO!!


マイケルは喜びながら,走り去って行った。


タケシ:あ,あれ?上にあげるんじゃなかった?


板東サトシ:ああ。確かに最初はそうするつもりだった。しかし,マイケルは俺のために命懸けで頑張ってくれた。情を持っている人間なら,心を動かされて当然だ。そう思わないか?


タケシ:板東・・・お前・・・。


タケシは,板東サトシのことを少しだけ見直した気がした。




次の日,マイケルは偽札を使用した疑いで捕まった。


第13話に続く。
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