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筆箱の支配者

作り話ばっかりのブログ

板東サトシの物語

第8話  金魚


支配者:超久々!!「板東サトシの物語」を更新だ!!


第1話~第7話はコチラ  http://aameiru.blog73.fc2.com/


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ー教室ー


タケシの教室では,朝礼が行われていた。


板東サトシ:フフフ。今日は,みんなにとって非常にラッキーな情報がある。


タケシ:(ラッキーな情報・・・?)


板東サトシ:なんと今日は,1時間目から6時間目まで,全て休み時間にしてやるぜーーーー!!


しかし,教室の中はシーンとしていた。


板東サトシ:・・・あれ?みんな嬉しくないの?


生徒A:いや,そりゃ最初の方は嬉しかったですけど・・・。


生徒B:授業を休みにするの,これで10回目ですよ?いい加減に・・・。


板東サトシ:馬鹿野郎!!まだ9回目だろーが!!


タケシ:(たいして変わらねーだろ
!!)


すると板東サトシは,机をバン!!と叩いた。


板東サトシ:その程度の記憶力もなくて,高校生がつとまるかこのクソがああああああああああああああああ!!


タケシ:(お前が授業をサボった回数なんかに記憶力使いたくねーよ!!)


生徒C:でもそろそろ授業してもらわないと,今度の中間テストが勉強できませんよ!!


※タケシの高校では,担任の先生が全ての教科を教える制度をとっている。


板東サトシ:はああ!?俺はみんなが嬉しいだろうと思って,授業を休み時間にしてやってるのに・・・。


タケシ:(お前がめんどくさいだけだろ!!)


板東サトシ:とにかく今日の授業は中止だ。じゃあな!!


板東サトシは,教室から出て行った。


板東サトシ:・・・ああ,そうだ。タケシ,後で職員室に来い。


タケシ:は?俺!?



ー職員室ー


タケシ:・・・で,何の用だよ?


板東サトシ:よく来たタケシ。実は,今日の授業を中止にしたのはある理由があるんだ。


すると板東サトシは,窓の外にあるマンションを指差した。


板東サトシ:あそこに「西南マンション」ってあるだろ?


タケシ:ん?ああ。


板東サトシ:そこの住人の1人が,金魚を買っている。俺はその金魚を,今から盗みに行こうと思う。


タケシ:はああ!?


板東サトシ:そこの住人の1人が,金魚を買っている。俺はその金魚を,今から盗みに行こうと思う。


タケシ:いや同じ事を2回言わなくていいよ!!ていうかなんで!?金魚なんてそこらへんの店で売ってるだろーが!!


板東サトシ:・・・いや,あの金魚じゃないとダメなんだ。ちゃんと理由がある。


タケシ:理由!?


板東サトシ:そう・・・。あの金魚は,俺が子供の時に交通事故で死んだ,よっちゃんの生まれ変わりなんだ!!


タケシ:誰だよ「よっちゃん」って!?つーかどうやって生まれ変わりだって分かったんだよ!?


板東サトシ:よくぞ聞いてくれた。実は昨日・・・,サイコロを振ったら「6」が出たんだ。


タケシ:・・・・・・・・・。


板東サトシ:その時俺は思った。「もしやあの金魚は,よっちゃんの生まれ変わりなのではないか!?」・・・とな。


タケシ:結局勘じゃねーか!!サイコロ関係ないし!!


板東サトシ:とにかくもう決まったことだ。タケシ,お前にも付き合ってもらうぞ。


タケシ:なんで俺が・・・ばかばかしい。


タケシは職員室から離れようとしたが,板東サトシに腕をつかまれた。


タケシ:ちょっ・・・離せよ!!


板東サトシ:タケシくぅん。この間の第5話で行ったテストの採点をしてみたんだけど・・・君だけ赤点だったんだよなぁ・・・。


タケシ:あれはお前が俺にだけふざけた問題を出したからだろ!!


板東サトシ:実はあのテスト,今年留年するかしないかを決める為のテストだったんだよねぇ。


タケシ:テスト1枚で留年かどうか決まるのかよ!!


板東サトシ:このままだと君,留年しちゃうんだけど・・・どうだい?今回俺に協力してくれたら,教師権限で留年を免除してあげるんだけど・・・。


タケシ:うっ!!・・・・・く・・・・・・。


タケシは悩んだ。悩んだ末,出た答えは!!


タケシ:・・・分かった・・・協力する・・・。


板東サトシ:オケケケケケ!!そうだよなあ!!留年なんかしたら,お前の親泣いちゃうもんなあ!!

そうだ,生徒はただ俺の言う通りにしていればいいんだよ!!オケケケケケケケケケ!!



タケシ:(こ・・・殺してえええええええ!!笑い方キモイし!!)


というわけで,タケシは板東サトシの金魚泥棒に協力するハメになった。


第9話に続く。


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